はじめに
どうも、アマゾンプライムスチューデントのマッピンです。
アマゾンって半端なく安いですよね。
僕自身本とか、家電を買うときに価格comで最安値商品を調べるのですが、大体いつも上の方に表示されるのがアマゾンでいつも驚いています。
ではなぜアマゾンはこんなにも安く、かつ豊富な品ぞろえを誇っているのでしょうか
本記事では、そんなアマゾンの品ぞろえと安さの秘訣について紹介したいと思います。
豊富な品揃えの秘訣
まず初めに、アマゾンには大きく分けて下記の2つの商品が存在します。
・アマゾンが自ら仕入れて直販する商品
・アマゾン以外の事業者がアマゾンに出品して販売する商品
この2種類の商品を扱うことによって、アマゾンは豊富な品ぞろえと破格の安さを実現しています。
ではそれぞれ説明していきますね。
まずは上記で説明した2種類の商品のうち「アマゾン以外の事業者がアマゾンに出品して販売する商品」について説明します。
アマゾンが豊富な品揃えを誇る秘訣の1つとして、「マーケットプレイス」というサービスが挙げられます。
マーケットプレイスとは、簡単に説明するとアマゾン以外の外部事業者がアマゾンに出品することができるサービスのことです。
このサービスがあることによって、アマゾンは他の事業者からたくさんの商品を取り扱うことができ、「地球上でもっとも豊富な品揃え」を実現しているのです。
2016年ではマーケットプレイスの品数は、アマゾン直販の30倍以上で約3億5000品目にも上る
なぜマーケットプレイスを利用するのか
ではなぜ他の事業者がマーケットプレイスを利用するのか
その理由はFBAというサービスが非常に便利だからです。
FBA(フィルメント・バイ・アマゾン)とは
どんな企業でもアマゾンのインフラが利用できるサービスである。
すなわち商品の保管から注文管理、出荷、決済、配送、返品対応までの対応すべてをアマゾンが代行してくれるサービスです。
そのためFBAを利用する出品業者は自社製品をアマゾンの倉庫に送れば、ほぼ何もしなくても勝手に商品が売れ、利益を上げることができます。

またこのサービスは個人のお店や中小企業にとって大きなメリットももたらします。
狭い規模でしか販売することができなかった商品をアマゾンという世界的な大企業に出品することで販売規模が大きく拡大されるからです。
本来だったら売れるはずがなかった商品も何億人というアマゾンユーザーと接点を持つことで、売れる可能性が飛躍的にアップします。
まさに中小企業にとってアマゾンは救世主的存在になりかねません。
安さの秘訣
アマゾンが破格の安さを実現している秘訣は2つあります。
・仕入れ方法
・膨大な売れ筋データの利用
仕入れ方法
今度は「アマゾンが自ら仕入れて直販する商品」について説明します。
アマゾンは商品を仕入れる時、複数の卸売り業者に対して同時に見積もりを取ります。
そしてその中で、もっとも安い価格を提示した業者からまず欲しい商品を買い入れます。
もしその業者の在庫が少なかった場合はそれをいったん全部買い、次に安い価格の業者の商品を買うという形です。
そして次々と安い順にほしい商品を仕入れることによって、もっとも安い価格で商品を仕入れることに成功しているのです。

具体例を挙げると
アマゾンが100冊の本を仕入れようとしたとします。
A社は1冊100円で50冊、B社は1冊90円で60冊、C社は1冊80円で40冊分の在庫があるとしましょう。
この場合アマゾンはもっとも価格の安いC社から40冊、次に価格の安いB社から60冊という形で本を仕入れるのです。
もっとも安く仕入れるための上記の方法は普通に考えれば当たり前のように感じますが、実際この方法はアマゾンだからできることであって、中小企業などでは真似することはできません。
例えばスーパーなどを例に挙げると、取引先がその地域の卸売り業者に限られるため世界レベルでの最安値を追求することはできないです。
しかしアマゾンはネット通販企業だからこそ場所にとらわれることなく、多くの企業からただひたすらに即時に納入できる最も安い商品を仕入れることができるのです。
膨大な売れ筋データの利用
またアマゾンはマーケットプレイスを利用して商品に関する膨大な情報を収集、管理、分析することで最安値を追求しています。
例えばある出店企業がマーケットプレイスを利用して、アマゾンが直販で取り扱っていない商品を売り出し、それが大ヒットしたとします。
当然、支払い管理をしているアマゾンには販売履歴が筒抜けなので、アマゾンはこれを売れ筋商品と判断します。
するとアマゾンはその商品を今度は自社で仕入れ、直販で取り扱いを始めるのです。
こうすることによってアマゾンはどこよりも安い価格で商品を提供することができます。
正直こうなってしまっては、大ヒット商品を売り出した企業に勝ち目はありません。
アマゾンがその企業よりも安くその商品を売り出してしまったのですから
その後は利益を確保するために採算度外視の低価格にするか、アマゾンから撤退するかに2択に迫られるでしょう。
アマゾンは便利な一方で油断すれば一方的に搾取される可能性も持つ恐ろしい企業です。
そのため実際にも、アマゾンに自社の売れ筋商品を知らせたくないという判断でマーケットプレイスを利用しない企業も存在します。
まとめ
このようにアマゾンは「マーケットプレイス」と仕入れ方法からその豊富な品揃えと安さを実現しています。
どこよりも安く、どこよりも品揃えが良く、また商品を家に届けてくれる
高齢化が進む日本で今後アマゾンはますます浸透することでしょう。
今後もアマゾンから目が離せません。
