大学生

「嫌われる勇気」人間関係に悩む大学生にオススメの一冊です。

 

大学生になってから、人間関係に悩んでいませんか?

「本当は行きたくないけど、みんなが行くから仕方なく参加する飲み会」

「あまり仲良くないけど、1人ぼっちは嫌だからと意味もなくつるむ友人」

「嫌われたくないからと、愛想笑いで話に付き合う八方美人」

上記のように、自分を偽って生きている大学生の方も多いのではないでしょうか。

 

僕自身、大学生になってから交流する人々が一気に増え、浅い関係、そこまで仲良く無い友達が増えたことで一時期、人間関係ですごく悩みました。

その理由は、とても単純で

「嫌われるのが怖かった」

他者から嫌われるのを極端に恐れ、本当の自分を偽り、八方美人を演じていたためです。

 

そんなある日、僕の人生観を変える一冊と出会います。

その本がこちらの本、「嫌われる勇気」です。

この本を読むことで「幸せな人生」についての新たな価値観を得ることができ、人間関係の悩みも解消することができました。

本当にオススメの一冊です。

そこで本記事では人生の価値観を変える本「嫌われる勇気」について紹介したいと思います。

嫌われる勇気とは

「心理学の三代巨頭」の一つであるアドラー心理学を、物語形式でまとめた一冊です。

本書では、

「どうすれば人は幸せに生きることができるか」

という哲学的な問いに対し、極めてシンプルかつ具体的な「答え」を提示しています。

嫌われる勇気の内容

本書は第一夜から第五夜までの全五章構成となっています。

第一夜 トラウマを否定せよ

第二夜 全ての悩みは対人関係

第三夜 他者の課題を切り捨てる

第四夜 世界の中心はどこにあるか

第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる 

第一夜 トラウマを否定せよ

第一夜では「過去の原因」であるトラウマの存在を完全に否定し、人は過去に何があったとしても、今後の人生についてなんの影響も無い

自分の人生を決めるのは「いま、ここ」にいるあなただと提唱しています。

 

これまでの従来の心理学は「原因論」

「現在の結果は、過去の出来事によって規定される」という考え方に基づいていました。

 

しかし、その一方でアドラー心理学は「目的論」

「経験によって自らが決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」

と「これまでの経験が、自らを決定する」ことを否定する考え方に基づいています。

 

具体例として「引きこもりの青年」がいたとします。

その青年は、

「不安だから外に出られない」のではなく、「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」

つまり「外に出ない」ことを目的に、その目的を達成する手段として不安や恐怖といった感情をこしらえている

と考えるのが、アドラー心理学の考え方です。

 

つまり、あなたの不幸はあなた自身が「選んだ」もの、過去の自分に囚われていても仕方がありません。

私たちに必要なのは交換ではなく更新です。

「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」

自分の人生を決めるのは「いま、ここ」に生きるあなたなのです。

第二夜 全ての悩みは対人関係

第二夜では、人間の持つ全ての悩みは「対人関係の悩み」である

「他者という存在がなければ、悩みは存在しない」ということを提唱しています。

 

あなたの悩みはなんですか?

「誰か自分のことを理解してくれる人が欲しい」

「他の人よりも優れていたい」

上記のような「孤独」や「劣等感」ではないでしょうか?

 

「孤独」や「劣等感」はどちらも他者の存在があって成り立つものです。

もし、自分の他の人が地球上から1人もいなくなれば「孤独」や「劣等感」という概念はなくなります。

「孤独」は他者がいることで初めて実感するもの

「劣等感」は他者と自分を比較することで実感するもの

であるからです。

 

しかし、現実には他者は存在します。

そのため、この悩みをどうしたら良いのでしょうか?

その答えはズバリ「価値の転換を行う」ことです。

 

劣等感は存在しません。

価値の転換を行えば

「背が低い」→「相手の警戒心を解く、くつろがせる」

と「短所」を「長所」に捉えることができるのです。

私たちは「主観的な事実」ではなく「主観的な解釈」によって劣等感を生み出しています。

「長所」も「短所」も自分の手で選択可能なのです。

 

対人関係の軸に「競争」があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができません。

そこで「人生は他者との競争ではない」という考えを持つことが大事です。

また理想の自分と今の自分を比較し、そこで感じた「劣等感」を力に変える姿勢、

「今の自分よりも前に進もうとすること」こそ、価値があるのです。

第三夜 他者の課題を切り捨てる

第三夜では、「自由とは、他者から嫌われることである。」

「他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れない限り、自分の生き方を貫くことはできない」ということを提唱しています。

 

まず初めにアドラー心理学では、承認欲求を求めることを否定しています。

適切な行動をとったら、みんなから褒められる、承認される

不適切な行動をとったら、罰せられる、承認されない

承認されなければ、適切な行動をしない

罰せられなければ、不適切な行動をとる

となってしまうからです。

あなたはあなただけの人生を生きています。

他者の期待など満たす必要はないのです。

 

あらゆる対人関係のトラブルは他者の課題に土足で踏み込むこと、あるいは自分の課題に土足で踏み込まれることによって引き起こされます。

そのため、我々はそのトラブルを避けるために「課題の分離」を行う必要があります。

課題の分離とは、「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していくことであり、

「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」

という視点で、その課題が誰の課題か見分けることです。

そして分離することができたら、他者の課題には踏み込まないようにしましょう。

そうすることによって、自分の見える景色がかなりシンプルになります。

第四夜 世界の中心はどこにあるか

第四夜では、「あなたは共同体の一部であって、世界の中心ではない」ということを提唱しています。

 

確かに人生の主人公はあなたです。

ですが、そう考える人は「自己中心的」であるとも言えます。

なぜならそう考える人は、他者を「私のために何かしてくれる人」と思い込み、もし期待を満たしてくれなかったら勝手に憤慨する、そんな存在だと認識してしまっているからです。

そのままだと「仲間」を失う結果となるでしょう。

 

あなたは共同体の一部であって、中心ではないのです。

 

また、アドラー心理学の面白いところは

「他者からどう見られているか」

ばかりを気にかける生き方も、自己中心的だと言っているところです。

「あなた」だけでなく「わたし」に執着している人もまた、自分を世界の中心だと考えていることと同義です。

そのため、そう考えるのではなく「私はこの人に何を与えられるのか?」という視点で他者と関わる必要があります。

 

理想の対人関係は他者を仲間だとみなし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることです。

そしてその「居場所」を手に入れるためには、他者に対して積極的にコミットしなければなりません。

理想の対人関係である「所属感」を得るためには、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していく必要があるのです。

第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる 

第五夜では、我々は『いま、ここ』にしか生きることができない。

たとえ過去や未来にどんなことがあったとしても、『いま、ここ』には何の関係も無く考える問題でも無い。

「大事なのは『いま、ここ』を真剣に生きること」ということを提唱しています。

 

人生に目的地など存在しません。

今この瞬間を真剣にかつ丁寧に生きることで、『いま、ここ』が充実していればそれでいいのです。

 

本書で哲人は言いました。

「一般的な人生には意味が無い。人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ」

 

世界とは他の誰かが変えてくれるものではなく、私にしか変えることはできないものであり

私が変われば世界が変わるのです。

「嫌われる勇気」を読んで

この本を読むまで、自分は「他者から嫌われると不幸になる」と思っていました。

しかし実際はその真逆で、他者から「嫌われる勇気」を持つことで、より幸せな人生に一歩近くことができると知り、

自分の価値観が180度変わりました。

そして他者の目線を気にせず「自分らしく」生きられるようになりました。

今の自分はこれまでの自分と違って、とっても身軽で気持ちが軽いです。

 

「自分の気持ちに正直に生きる」

ただそれだけのことなのに、できていない人は多いのではないでしょうか?

そんな人はぜひ、一度「嫌われる勇気」を持ってみてください。

きっとあなたの人生の見え方が、大きく変化すると思います。

まとめ

まとめです。

本書の内容は下記の通りでした。

嫌われる勇気

第一夜 トラウマを否定せよ

第二夜 全ての悩みは対人関係

第三夜 他者の課題を切り捨てる

第四夜 世界の中心はどこにあるか

第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる

アドラー心理学を理解するためには、今まで生きてきた人生の半分かかるらしいです。

なので、なるべく早く本書を読むことをオススメします。

今が一番若いですからね。